「物理は理解しないといけない科目なので、物理について何も知らない受験生が独学なんて不可能です。」
おそらく物理の独学に対して、このように思っている受験生、教師も多い事でしょう。
確かに、物理は理解するのが重要な教科だが、だからと言って独学で理解ができないわけではないです。 実際に、ボクも完全な独学から偏差値70まで成績を上げることができた。
そこで今回は、物理を1から独学を始めて偏差値を60以上まで伸ばす勉強法を紹介していきます。
ぜひ、参考にして下さい。
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物理を独学する上で重要になってくること
今まで様々な受験生を見てきた中で、物理の成績をドカンと上げる受験生には、以下の3つの共通点があるようです。
- 優れた問題集を使い続ける
- 自ら疑問を抱き、その疑問を解決しようとする
- 高いモチベーションを保ち続ける工夫をする
この3つを守って勉強すれば、必ず物理の成績が上がるのです。では、以下はこの3つの事を具体的に説明していこうと思う。
優れた問題集を使い続ける
物理を独学でやる以上は、物理現象の説明や問題の解説が分かりやすい参考書・問題集を使うべきです。 そのような参考書を使うことで、勉強が捗るだけでなく、物理の理解の手助けにもなります。
では具体的にどのような参考書が良いかと言うと、「物理教室」が説明が分かりやすかった。
本書と似たような参考書に「物理のエッセンス」があるが、本書は「物理のエッセンス」の解説をさらに分かりやすく書いたものだと思ってほしいです。
物理教室を使っての勉強法
まずは、公式の説明などを熟読した後に問題を解いていく。間違った問題には×を付けておいて、後で復習をしやすいようにしておくと良いです。
そして2周目の時は、×が付いた問題を中心に解き直していきます。これを4周以上繰り返し行うことで、偏差値60は軽く超える事ができます。 (人によっては、偏差値70に到達可能です。)
自ら疑問を抱き、その疑問を解決しようとする
先ほどから何度も言っているように、物理では理解することが重要です。それでは、どのように理解していけば良いのでしょうか?
まず理解をするためには、「知りたい」と言う気持ちを持たなければいけません。そして、「知りたい」と思うためには、「なぜ?」と言う疑問を持たないといけないのです。
つまり、物理を理解するためには、物理の様々な現象や公式に疑問を持ち続けないといけないわけです。
例えば、波の公式では、波が強めあう時と弱め合う時では公式の式が若干違う。では、なぜ、弱め合う時の公式には1/2が付いているのか? このように疑問を持つだけで、物理の理解が深まっていくし、物理が面白くなってくる。
疑問を解決する方法
物理では疑問を持つのが重要だと説いたが、その疑問をどのようにして解決していけば良いのかを、紹介していきます。
ネットで調べていく
おそらく、これが最も安上がりな方法でしょう。今では、ネットの情報も充実しているので、使い方によっては非常に優れたツールとなってくれる。
例えば、力学のモーメントが調べたい時に、「力学 モーメント」と検索すると、モーメントに関する情報が山ほど出てくるはずです。 その中の、3、4個のサイトを調べてから、自分が納得するまで考えると良いです。
教科書や参考書で調べる
もちろん、教科書や参考書で調べるのも王道中の王道です。教科書であれば、調べたページを折ってチェックを入れたり、マーカーでチェックを入れたりできるのも良いです。
特に教科書や参考書では、公式の証明が詳しい時が良くある。数学同様、物理でも公式は非常に重要になってくるので、教科書を使わない手はないでしょう。
高いモチベーションを保ち続ける
独学なので、モチベーション維持が非常に重要になってくる。なぜなら、いくら正しい勉強法を身に付けても、モチベーションが上がらない事には、成果には100%繋がらないからです。
モチベーションを保ち続けるためには、「1日4問解く」と言うように、1日にどのくらいの勉強量をするかを決めておくのが重要です。
これから長い受験期間の中では、やる気がどうしても出ない時が必ずやってくる。しかし、そんな時でも高い集中力を保ち勉強をしないと、受験に合格できないです。
しかし、「1日4問解く」などと決めておくと、それは「4問解いただけで、今日の勉強は終わる」と言う意味でもあるので、やる気がどうしても出ない時でも何とか集中力を保つ事ができるのです。