あなたは、「難問題の系統とその解き方物理I・II」の問題集をどのように使えば良いのか、悩んでいないでしょうか?
そこで今回は、受験生の間でも「応用力が付く」との評判の本書のレベル、使い方・勉強法を紹介していきます。
ぜひ、参考にして下さい。
スポンサーリンク
「難問題の系統とその解き方物理I・II」のレベル・偏差値
「難問題の系統とその解き方物理I・II」を使うのは、記述模試で偏差値60以上を安定して出せるようになってからが望ましい。
なぜなら、本書は他の物理問題集に比べて解説の量が少なく、物理の基礎ができていない人にしてみれば、何を言っているのか分からない事が多いからです。
逆に言えば、物理の基礎ができている人からすると、ポイントになる部分だけを書いているので、効率よく学習ができます。
よって、本書は、物理の基礎を完成させた東大・京大・東工大志望の人向け、他の旧帝大や国公立大で、物理でライバルに差を付けたい人向けだと言えます。
「難問題の系統とその解き方物理I・II」の使い方・勉強法
本書で勉強を始める前に、少しでも基礎に不安のある人は「物理のエッセンス」や「良問の風」等の基礎問題集をしっかりやり込んでおこう。
また、本書を始める時期は、早ければ早いほど良いが、どんなに遅くても3年の夏から始めたい所です。
では、本書の使い方のポイントを紹介していきます。
1、最初は例題を何度も復習をする
本書は「例題」と「演習問題」が用意されているが、最初は「例題」だけを解いていくようにしましょう。
なぜなら、物理入試に必要な知識、問題パターンは例題に全て集約されている、と言っても過言ではなく、「演習問題」はあくまでも「例題のおまけ」と言う位置づけだからです。
見れば分かるように、例題の中にもずば抜けて難しい問題も中には含まれている。(例題1とか例題2とか)
もし、解説を読んでも分からない問題があれば、とりあえずその問題は置いといて、他の理解できる問題に取りかかるようにしましょう。
本書を3周ほど復習した時には、偏差値は65は軽く超えているでしょう。(偏差値70も夢ではない)
2、教科書や参考書も活用しよう
先ほども言ったように、本書の解説の量は少ないです。得意分野であれば問題ないが、苦手分野の場合は、中途半端な知識が付くだけになるリスクがある。
それを避けるためにも、教科書や参考書を使って、疑問に感じたことを調べるクセを付けておこう。
例えば、公式の証明や成り立ち、関連する事項などを調べていくと、より物理への理解が深まるはずです。
3、演習問題を解かない、と言う選択肢もあり
特に現役生は、他の教科との兼ね合いもあるので、本書の演習問題を解かないという選択肢も考えてよいです。
物理が苦手な人には信じられないかもしれませんが、物理は基礎をしっかりできれば、偏差値60とか65を出せたりする教科です。
つまり、物理では「どれだけ基礎をみっちりやるか?」が、勝負の分かれ目になるわけです。
しかし、本書の演習問題で扱っている内容は応用問題なので、大半の受験生にとっては、差を付けれるような問題ではないです。
なので、基本的には「例題を3周復習→余裕がある場合は演習問題」と言うスタンスで勉強をするほうが、全体的な成績の伸びは良いです。