あなたは、リスニングは才能によるものが大きい分野だと思っていないでしょうか?
確かに、リズム感が良い人であったり、歌が上手い人の方がリスニングは得意である傾向が強い。
しかし、リスニングの勉強は適切な勉強法を理解して、それを実践すれば、誰にだってセンター英語で8割以上を狙えるようになるのです。
ボクもこれから紹介する勉強法で、センターリスニングの点数を20点から42点まで上げたし、友人にも同じように成果を上げた人も 大勢いる。
ネイティブレベルには程遠いが、リスニングの試験には十分に対応できるレベルまで上達できるのです。
リスニングでは何を勉強すれば良いか?
この例文を見て自分で口に出しましょう。
I get up early
きちんと発音できただろうか。これの正しい発音は言うまでもなく「アイ ゲット アップ アーリー」ではなく「アイ ゲラップ アーリー」です。 もし、上の文章が問題に出された時は、「ゲラップ」と発音するのが分かっていれば問題は解けるだろうし、分かっていなければ100回 聞いても分からないです。
つまり、リスニングができない人というのは、発音のしかたを知らないだけである。英語の筆記の長文を読むために、単語とか文 法とかを覚えるでしょう。覚えると長文が読めるようになります。
リスニングも同じで、音を聞き取れるようになるために、発音を覚えればよい。しかも、リスニングで点を上げるために 覚えなければならない発音は、長文を読めるようになるために必要な英単語よりも、グッと少ないです。
シャドーイングでリスニング力アップ
リスニングに必要な発音を身に付けるためには、シャドーイングと呼ばれる勉強法が良いです。
シャドーイングとは、CDの音声が話している内容を、追いかけるように自分も発音していく勉強法です。CDの音声を追いかけるのには、 2つのメリットがある。
- ネイティブ並みの会話のスピードに慣れることができる
- 正しい英語の発音が身につきやすくなる
この2つのメリットを最大限にするためには、CDが発音したすぐに自分も追いかけるように発音して、発音のやり方もCDのものまね をすることです。
例えば、「I think that~」と言う文をリスニングではよく聞くが、CDの音声は「アイ シィンク ジィ」と発音しています。この発音の やり方をものまねするのです。
聞いているだけでは、リスニングは絶対にできない
最近は学校の先生でも、「リスニングができるようになるには、英語をたくさん聞け」と平気で言う先生がいるが、その先生は的外れな 指導法をしています。
リスニングは、聞いているだけでは全く上達しないものなのです。では、なぜ海外に留学した人は英語が話せるように なるのか?
それは、生きていくためには嫌でも英語を使えるようにならないといけないので、必死に英語を使いまくっているからです。決して、英語 にたくさん触れているからではないです。
ボクたちも、日本史や化学の授業を聞いても、先生が話した事は全然頭に入らないのに、テスト前に必死に勉強したら覚えられたと 言う経験はないでしょうか?
実は人間の脳は、受け身の勉強(授業やCDを聞くだけ等)ではフル回転していないのです。自分で発音したり、覚えようとすることで 脳が活性化し、色々な事を覚えていける。