「英熟語をもっと効率よく覚えるためにユメジュクを買ったけど、使い方がよくわからない」
このような受験生が、多いように感じます。
確かに、英語の成績を劇的に伸ばすためには良質な参考書を使う必要がありますが、 それよりも大事なのは、その参考書を上手く使えるかと言う部分です。 上手く使えないと、いくら勉強しても成績を上げることができません。
そこで今回は、英熟語帳のレベルや使い方・覚え方を分かりやすく解説していきます。
ぜひ、参考にしてください。
ユメジュクを使うべきレベルと到達可能偏差値とは?
ユメジュクは、センターレベル~東大・京大・早稲田レベルまでの、全ての受験生に対応している参考書です。
ただし、英語がセンターのみの受験で7割取れれば良い、と言う人にはオーバーワークになる可能性があるので、 そんな人は「NextStage」などの問題形式の英熟語参考書をやったほうが、効率よく点数は伸ばせます。
ユメジュクは、問題形式の英熟語帳ではなく単語帳のような形式になっているので、 「長文読解に出てくる英熟語を読めるようになりたい」と言う人の方が向いています。
なので、2次英語で少し難易度の高い長文読解が出題されたり、自由英作文の問題がある大学を受ける人が使うと良いでしょう。
ユメジュクの正しい使い方・覚え方
以下は、ユメジュクの正しい使い方・覚え方を3つ紹介していきます。
1、熟語の形ではなく例文で覚えるようにする
ユメジュクで熟語を覚える時には、「make use of A」と言う熟語の形で覚えるのではなく、その下に書かれている例文で覚えるようにしましょう。
ただし、例文を丸暗記するのは逆に覚えにくいし効率が悪いので、例文の中でも重要な部分だけを抜き取って覚えていきます。
例えば、「make use of A」の熟語は、
These dishes made use of leftovers.
と言う例文になっているのですが、この大事な部分である「made use of leftovers」の部分だけを覚えていくのです。
ちなみに、「made use of leftovers」の意味は「残り物を利用する」と言う意味です。これだと、ただ熟語の形を覚えるよりも、はるかに覚えやすいし、 ついでにleftoversと言う単語も覚えることができます。
2、英作文で使えそうな表現・単語も覚えていく
せっかく時間をかけて勉強するわけなので、熟語だけ覚えるために使うのは効率が悪いです。 同時に、自由英作文で使えそうな表現はないかを探して、覚えるようにしましょう。
例えば、「take the place of A(Aに取って代わる)」と言う熟語があるのですが、 自由英作文の中で、「コンピュータが人に代わって仕事をする」みたいな文章を書きたい時に使えそうです。
このように英作文で使えそうな表現を見つけたら、自分なりにどんなテーマの時に使えそうかを想像して、 自分のオリジナルの例文を作ると英作文の勉強になります。
理想を言えば、自分が作った例文が文章として正しいのかを担当の先生に添削してもらうと、より効率的に勉強ができるでしょう。
3、何回も繰り返して復習をする
英熟語は1回覚えただけではすぐ忘れてしまうものなので、定期的に復習をしていく必要があります。 目安としては、大体5回程度復習を行えば、長期記憶として脳に知識が溜まっていきます。
復習をする時は、ただ単にユメジュクを開いて確認するのもOKですが、付属のCDも使って復習をしたいところです。
英単語や熟語を暗記する時は、基本的に「英語を見て、日本語訳を見る」と言う作業をしていると思います。 しかし、ユメジュクの付属CDでは、「日本語訳→英語の例文」と言う流れで音声が聴けるので、 いつもと違う方向から復習をすることで暗記がしやすくなります。
それと、ただ聞き流すだけではなく、日本語訳が流れた後に「この熟語の日本語訳かな?」と 自分で考えながら聞くことで、より記憶に定着しやすくなります。