「英単語は覚えれるけど、長文になると、どのように勉強すれば良いのか分からない」
この悩みは、文系・理系問わず多くの受験生が抱えていると思う。
そんな人は、河合出版から発売されている「やっておきたい英語長文」シリーズで勉強をしていきましょう。
「やっておきたい英語長文」シリーズは、計4冊発売されており、様々なレベルの受験生に対応しているのが魅力です。 それに、問題の選び方や解説も優れている。
そこで今回は、そんな「やっておきたい英語長文」のレベルや自分に合った問題集の選び方、使い方を紹介していきます。
ぜひ、参考にして下さい。
「やっておきたい英語長文」のレベルと選び方
先ほども言ったように、「やっておきたい」シリーズでは、計4冊出版されており、それぞれが以下のような特徴を持っている。
- やっておきたい英語長文300・・300~500文字程度の長文問題を収録。英語が苦手な人向け。
- やっておきたい英語長文500・・500~700文字程度。国公立を目指す人向け。
- やっておきたい英語長文700・・500~800文字程度。国公立で差を付けたい人向け。
- やっておきたい英語長文1000・・700~1000文字程度。偏差値65以上向け。
もし、あなたが地方国公立大や旧帝大レベル(偏差値50~60)を目指すのであれば、「やっておきたい英語長文500」を中心に勉強をしていき、 さらに実力を付けるために「やっておきたい英語長文700」をやっていくと良いです。
また、英語がセンターのみの場合は「やっておきたい英語長文500」。早慶や東大、京大を目指すのであれば、「やっておきたい英語長文1000」をやっておくと良いです。
やっておきたい英語長文の使い方
以下は、どのように勉強をしていけば良いのかをみていきましょう。
単語や文法がある程度できるようになった上で始める
受験生の中には、早くセンター模試や記述模試を上げたいがために、早い段階で長文問題を取りかかる人もいる。
しかし、長文は単語や文法の集大成みたいなものなので、単語や文法の知識が曖昧な状態で長文を解くのは、効率の良い勉強法とは言えないです。
なので、本書を解く前に、英単語帳の「DUO3.0」や 文法書「Next Stage」で基礎固めをすることをオススメします。
最初は時間を測って自分の力だけで解く
当たり前の話だが、英語のテストの本番では、全て自分の力で問題を解いていく必要がある。
たとえ、英単語が分からなくても、文法や構文を忘れても、とにかく自分の力で解く必要があります。 (しかも、脳の記憶には限界があるので、どんなに英単語を覚えても、必ず分からない単語は出てくる)
この「分からない単語や文法があっても、正解にたどり着けるように長文を読んでいく」と言う能力は、 いきなり付くものではなく、日頃から訓練をしておかなくてはならないです。
そのためにも、本書を初めて使う時は、必ず自分の力だけで問題に挑戦して、分からない単語や文法があっても、 前後の文からその意味を推測していくクセを付けておくようにするのです。
分からない単語や熟語があればノートにまとめておく
問題を解き終わった後に、長文中に出てきた分からない単語や熟語をチェックして、ノートにまとめるようにしましょう。
英単語の勉強は基本的には英単語帳で行うが、単語帳は分厚いので、必ずしも効率の良い勉強法とは言えないです。
なので、長文で分からない単語があれば、「DUO3.0」などの自分が持っている単語帳で、 その単語の意味を調べて、ノートにまとめるようにします。
たまに、単語帳に意味が全く載っていない時がある。それは、問題作成者がわざと受験生が絶対に分からない単語を問題に入れておいて、 「単語の意味を推測できるか?」を試しているためです。
だから、単語帳に載っていない単語は、覚える必要はないです。
単語をまとめたノートは、言ってしまえば、「自分の覚えにくい単語集」であるので、暇さえあればチェックして覚えるようにしましょう。
要約対策も本書でやっていこう
本書では、解説の所で100文字程度の長文の要約(日本語)が書かれている。
なので、2次試験の英語で要約問題がある人は、必ず問題の最後に、自分なりの言葉で要約を書くようにしましょう。 (九州大、金沢大、広島大に要約問題が出題される)
ただし、あくまでも本書では要約はおまけ扱いなので、本書を通して要約のまとめ方を知りたい場合は、学校や予備校の先生に添削をしてもらうのが近道です。