あなたは、「英語長文を早く正確に読めるために、構文の勉強がしたい」と思っていませんか?
そこで今回は、構文把握の参考書として有名な「英語の構文150―UPGRADED 99」のレベルや使い方を紹介していきます。
構文把握は英単語や英作文、長文読解に比べて軽視されがちな分野ですが、マスターすることで英語力を底上げすることができますよ。
ぜひ、参考にしてください。
「英語の構文150―UPGRADED 99」の推奨レベル
「英語の構文150」は、基本的には現在の偏差値・レベルに関わらず、どの受験生でも使うことができる参考書です。 東大・京大や早稲田・慶応などの難関大を狙う受験生でも、大いに役立つはずです。
ただし、構文把握の参考書という性質上、ある程度英文を読める力があればスムーズに学習ができます。 そのため、ターゲット1900やDUO等の英単語帳で基礎力を付けてから、本書を勉強した方が効率よく点数を伸ばせます。
「英語の構文150」を使うことで、最終的には偏差値70を狙える英語力の基盤を固めることが可能です。 本書を終わった後は、定期的に復習を繰り返しながら、長文読解で本格的な英語力を付けていくと良いです。
「英語の構文150―UPGRADED 99」の使い方・勉強法
「英語の構文150―UPGRADED 99」は、全部で例文が150文、演習問題(EXSERCISES)を含めると全部で500程度の例文をマスターすることが可能です。
しかし、500もの英文を理解して覚えるのは大変だし、基本的に演習問題は「例文をマスターしたかどうか」の確認で行うものなので、 まずは150の例文だけをマスターするのに集中するのが良いです。
150もの例文をマスターした時には、今までの自分の英文の読み方とは明らかに変化していることに気づくと思うし、 「全ての英文は類題に過ぎない」と言うことをハッキリと理解できるようになります。
例文をマスターする時に気を付けたいこと
さて、以上の説明から例文をマスターする重要性を理解できたと思いますが、ここで重要になるのは「どのようにして例文をマスターすれば良いか」 ということです。
受験生の中には「英文を日本語に訳せた=理解できている」と勘違いしている人がいますが、 それより重要なのが「主語や述語、関係詞などはどれなのか、を瞬時に見抜く力」の方が圧倒的に重要なのです。
「英語の構文150」の例文には、「主語がどれで述語がどれで、、」と言う解説がきちんと載っているので、 何回も例文を読み直して瞬時に「主語はこれで述語は、、」と言うのを見抜けるように訓練できます。
理解して覚えるために、声に出して読んでも良いし、紙に書いて覚えても結構です。 音声CD付きなので、通学時間を利用して例文を復習するのもアリです。
最初から順番に勉強していく必要はない
「英語の構文150」は、Stage1~3の3つの章に大きく分けられています。
- Stage1...不定詞や動名詞などの基本的な構文
- Stage2...比較、仮定法などやや難しい分野
- Stage3...強調、譲歩など受験生がつまづきやすい分野
なので、英語がある程度得意な人にとっては、Stage1の内容は簡単に感じることがあります。 その時は、Stage1はザーッと例文を読んでいき、気になる例文はチェックを入れて確認をする程度でOKです。
それに国公立大学やある程度レベルの高い私立で差がつくのは、Stage2と3の構文が理解できているかと言うところが大きいので、 これらの分野を重点的に勉強した方が効率よく点数を伸ばせます。
最低でも3回は復習をすること
「英語の構文150」は、最低でも3回は復習をするようにしましょう。なぜなら、 復習を繰り返し行うことで定着がしやすくなるし、構文に対する深い理解が得られるようになるからです。
1回目は単に問題を解くだけでOKです。もし、間違った問題に関しては問題番号に×を付けておきます。
そして、2回目は全ての問題をもう1度解きなおしますが、特に×が付いた問題を重点的に復習をしていきます。 ×が付いた問題は、あならの苦手としている分野、問題なので、重点的に復習をすることで点数が上がりやすくなるのです。
3回目は、×が付いた問題もスラスラ解けるように心がけます。それでも間違った問題に関しては、 めっちゃ苦手としている問題と言えるので、これからも定期的に復習をしていけば良いのです。
「英語の構文150」の次にやる参考書・問題集は何?
「英語の構文150」が終わった後は、まずは長文問題を解いていくのが良いです。
例えば、以下の問題集の内、1つ自分が好きなのを選んで取り組むことをおススメします。
- 大学入試 全レベル問題集 英語長文シリーズ
- レベル別英語長文問題ソリューションシリーズ
- やっておきたい英語長文シリーズ
基本的に、大学受験の英語長文の問題集はハズレがなく、好みによる所が多いので、本屋に立ち寄って 比べてみるのが良いです。
もし、「長文解いてみたけど、難しすぎwww」と思うのであれば、 もう1度「英語の構文150」を取り組んだり、「ターゲット1900」などの単語帳を使って 基礎固めをすることをおススメします。