読解力を付けるために、長文問題を数多く解いていきたい。
このように思っている受験生に勧めたいのが、今回紹介する「英語長文問題精講」です。
2000年の改正版が出たという、やや古い内容となっているが、60もの選び抜かれた名文は、 英語の力を付けるのに十分な質を保っている。
そこで今回は、「英語長文問題精講」のレベルや使い方を紹介していきます。
ぜひ、参考にして下さい。
「英語長文問題精講」を使うのに適した学力・レベルは?
「英語長文問題精講」で扱っている長文の質は高く、最低でもセンター8割を安定して取れる学力が欲しいところです。
この学力でも、最初は読むのに苦労すると思うが、2周3周と繰り返し読んで、英文のリズム感や単語を覚えていくことで確実に力を付けることができます。
また、「本書が難しすぎる」と思った人は、無理せずに、単語帳や文法書の復習など、基礎の再確認をしてから本書に挑戦してみよう。
「英語長文問題精講」の使い方・勉強法
正直に言うと、「英語長文問題精講」で扱っている長文の文章量・設問は、現在の入試の傾向に全くと言っていいほど合っていないです。
しかし、なぜ本書を使う価値があるかと言うと、英語の得点力ではなく、読解力そのものを養うのに最適な英文が用意されているからです。
なので、今すぐに長文読解の点数を上げたい人は、本書ではなくて、現在の入試傾向にあった長文問題集で勉強することをオススメします。
英語の地力を上げたい人は、本書を迷うことなく使っていきましょう。
最低でも3周は読みまわそう
本書の英文は、最初は読むのに苦労すると思うが、2回3回と読み返すことで、次第に英文を理解し始めて読解力が付いていく。
本書の長文は、1つにつき250~400語程度と少ないので、ガッツリと机に座って勉強をする時よりも、通学時間などのスキマ時間を活用して勉強をすると 、復習をスムーズに行える。
また、面倒だなと思ったときは、設問は解かなくて良いです。 なぜなら、現行の入試問題に適した問題ではないし、そもそも解説が不親切な部分が多いからです。
分からない単語は、単語帳で調べる
長文を読んでいる時に分からない単語があれば、その単語にチェックをしていきましょう。
そして、長文を一通り読んだ後に、チェックを入れた単語を自分が持っている単語帳で調べて、覚えよう。
単語を調べる時に辞書を使う人がいるが、その必要はないです。なぜなら、入試に出てくるのは単語帳に載っているものだけなので、 それ以外の単語を覚えるのは時間の無駄だからです。