「読んで見て覚える重要古文単語315」の使い方・覚え方とレベルを解説する

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読んで見て覚える重要古文単語315の使い方・覚え方とレベル

あなたは、「2次で配点の高い英語や数学に勉強時間を費やしたいから、古文とか勉強したくないわww」 と思っていませんか?

確かに、古文は文理問わずメインの教科ではないかもしれませんが、受験でも重要な教科である事に疑いようがないです。 (なぜなら、文理問わず、共通テスト国語の配点は高い傾向にあるから)

そんな時にオススメなのが、「読んで見て覚える 重要古文単語315」です。 今回は、この「重要古文単語315」の使い方・覚え方やレベルを紹介していきます。

ぜひ、参考にして下さい。

「重要古文単語315」は受験に必要な単語数に足りないのか?

受験生の中には「覚える古文単語が315だと全然足りないだろ」と言う声もありますが、実際は 単語数315だと共通テストでも足りないレベルです。

しかし、「重要古文単語315」はメインの単語の下の方に「派生語」や「慣用句」を掲載しており、 それらを合わせると、大体550単語ほど覚えることができます

「古文単語FORMULA600」や「古文単語ゴロゴ」は565~600語の単語数をしっかりと掲載していますが、 全体の掲載単語数を比較すると、「重要古文単語315」でも上記2冊とさほど変わりはありません

また、古文単語帳は自分に合っているかどうかがかなり重要なので、 他の古文単語帳と比較してどの単語帳が覚えやすそうかを比べると良いです。

「重要古文単語315」のレベル、到達できるレベル

「重要古文単語315」はどのレベル層でも使える単語帳なので、 現在の学力に関係なく使う事をおススメします。

古文単語315を完璧にマスターすることで、 最終的には共通テスト9割、記述模試で偏差値65を狙う事ができます

とは言っても、単語帳だけで到達できるのではなく、 他にも文法や読解問題、2次試験レベルであれば古文の世界の文化や生活様式などの理解をする必要があります。

「重要古文単語315」で勉強する範囲

まずは、具体的な勉強法の説明に入る前に、「重要古文単語315」のどこを勉強するべきかを説明していきます。

本書を見てもらうと分かるが、本書は古文単語だけではなく、様々な古文の知識を網羅している単語帳でもあるのです。

  • 古文単語...315語
  • 慣用句...40語
  • 派生語...209語
  • 和歌のルール
  • 古文常識
  • 文法の識別

しかし、この中で勉強すべきなのは、古文単語315語と慣用句40語、派生語です。 特に「共通テストしか古文がなく、8割取れれば上出来」と言う人は、これらをマスターした後は文法の勉強をすれば共通テスト8割を目指せます。

なお、慣用句とは、英語の「come up with」等の熟語のようなもので、覚えていないと絶対に訳せないものし、 「この慣用句を訳せ」みたいな問題も割と出てくるので必ず勉強したい所です。

入試問題、特に共通テスト古文は基本的に、単語と文法を覚えておけば文章を訳せて答えを出せるようになっているので、 古文常識、和歌のルールまで勉強するのはオーバーワークになりかねないです。(特に理系)

また、本書に掲載されている「文法の識別」は本当におまけ程度のものなので、 古文文法を丁寧に解説した参考書を別に用意して勉強した方が良いです。

「重要古文単語315」の使い方・覚え方

ここからは、「重要古文単語315」の具体的な使い方を紹介していきます。

まずは見出し語を覚える

本書は、見出し語315語、関連語209語の古文単語が収録されていますが、 まずは入試に頻出の見出し語315語と慣用句40語を覚えていきましょう。

単語を覚える時は、見出し語の横に描かれているイラストを活用すると覚えやすいです。

例えば、「おどろく」と言う単語を覚えたい時には、 「おどろく」の見出し語の横に描かれている、男の子が目覚まし時計で目を覚ましているイラストも一緒に覚えると、より記憶に定着 しやすくなります。

また、イラストが自分にとって印象に残りにくかったり、そもそもイラストが描かれていない場合は、 自分でイラストを勝手に作るのも効果的な暗記法です。

「いや、絵を描くの下手だから止めとくわ」と思うかもしれませんが、 めっちゃ下手な絵ほど逆に記憶に残りやすいのでおススメです。

復習は最低でも3回、スキマ時間を最大限利用する

古文単語帳は1回覚えて終わりではなく、最低でも3回は復習を行う様にします。

なぜなら、人間の脳は今日覚えたことは1週間後で20%ほどしか記憶していませんが、 2回3回と復習をした物に関しては記憶に強く残ると言う性質があるからです。

とは言っても、共通テストしか古文を受験しない人は、そこまで古文に時間を割けるわけではないので、 古文単語の復習は通学時、休み時間等のちょっとしたスキマ時間を利用して復習する事をおススメします。

和歌のルールを理解しよう

単語を暗記して余裕があれば、和歌のルールも覚えると、なお良いです。

和歌のルールを覚えなくても入試問題は解けますが、 ルールを知っておくと、文章中の和歌の意味を把握しやすくなるメリットがあります。

しかし、ルールを覚えると言っても、大まかなルールだけで良いです。例えば、枕詞や掛詞の種類を覚える等の細かい所の勉強はしないで、句切れの方法や和歌特有の表現法などを理解するだけで良いです。

ある程度ルールを把握した後は、共通テスト過去問の問題中に出てくる和歌を読んでみたりして、実戦力を鍛えていけば、和歌に対する苦手意識はなくなるでしょう。

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