「古文勉強法は全く分からずに、手がつけられない。特に、単語や助動詞がなかなか覚えられない。」
「古文単語や文法を覚えたのに、模試で思ったように点数が取れなくて悩んでいる。」
こんな質問をメールで受けることが、最近多くなってきました。
ボクも一時期は伸び悩んでましたが、古文は勉強法が分かるとセンター試験で40点、上手くいけば満点や9割を狙える科目です。
「古文勉強法で知っておきたい7つのこと」として、古文勉強法の要点をまとめたので、今後の勉強の参考にして下さい。
古文勉強法の大原則
古文を勉強する上で一番知っておかないといけないのは、古文で完璧主義者になってはいけないということです。
もちろん、古文単語や文法などの暗記事項はなるべく完璧に覚えた方が良いです。しかし、問題文を読む時にも完璧に訳そうとする人がいますが、 それは大きな間違いです。
古文とは、実は専門家でも訳すのが難しいほど難解な文章であるので、1年くらいかじっただけのボクたち受験生が完璧に訳せるわけがないのです。
ただし、問題を解く上で重要になる文は、古文単語や文法をしっかり覚えておけば読めるような文なので、そこはしっかり読まないといけません。
古文単語はゴロと絵で覚えよう
古文単語は日本語に似ている外国語と思った方が良いです。つまり、英単語を覚えるように古文も暗記をしないといけません。
ただし、古文の単語は大体300~500語くらい覚えるだけで十分だし、英語のように合否を分けるメイン科目でないので、なるべく早く終わらせたいところです。
そこで、古文単語はゴロと絵を使って覚えましょう。古文は先程も述べたように日本語に似ている外国語なので、 ゴロとか絵を使って覚えやすいようになっていますよ。
最近では、 「読んで見て覚える重要古文単語315」 と言う古文単語帳が、イラストとゴロが豊富で覚えやすいです。実際に、ボクもこの単語帳でセンター8割を突破することができました。
もちろん、この単語帳の全てのゴロが、自分にとって使いやすいわけではありません。
その時は、自分でゴロを作ってみよう。自分で作ったゴロの方が何倍も覚えやすいはずです。
古文文法の正しい覚え方
文法で一番手こずるのは、動詞、助動詞の活用形を覚えることではないでしょうか?活用形とは、「る、るる、るれ、れよ」みたいなものです。
覚え方としては、まず活用表を目で見るだけで覚えようとします。その時に、活用表をそっくりそのまま頭の中にインプットさせるくらいの 気持ちで覚えると良いです。
覚えたと思ったら、活用表を見ずに覚えたことを書いていきます。
次の活用表を覚えていく時も、同じようにやっていくわけだが、今度は前に覚えたばかりの活用表も紙に書いていきます。
そして、次の活用表も目で見て覚えた後に、1回目に覚えたのと2回目に覚えたのも一緒に紙に書いていくことをしていきます。
このように何回も頭を使って覚えていくことで、脳が勝手に活用表はかなり重要な情報と認識してくれて覚えれるようになるのです。
古文で尊敬語は重要な位置を占める
古文の尊敬語は文章を正確に読むうえでは欠かせないと言えるくらい、重要な位置を占めています。
後述で詳しく説明しますが、尊敬語は主語を見分けるのに絶対に必要になってくるし、主語が分からなければ文章は 絶対に理解できないです。
尊敬語は現在でも使われている形のものも多いので、比較的簡単に対策ができて点数にも繋がるので、面倒くさがらずに対策をしっかりしましょう。
古文は主語を見分けれるかがカギを握る
古文の出来の良し悪しは主語が見分けれるかにかかっていると言っても過言ではないです。
あなたが模試で古文を読んでいる時に話が理解できなくなった部分は、登場人物の誰が話していたり、行動しているかが分からないということではないでしょうか?
主語を見分けると言っても、そんなに難しいことではないです。文法と尊敬語が分かっておけば、後は見分け方を覚えるだけで簡単にできるようになります。
参考書は「富井の古文読解をはじめからていねいに」が良いです。単語と文法と尊敬語を覚えてこれをやっておけば、古文はグッと楽になります。
同じ問題集を何度も解こう
古文では同じ問題集を何度も繰り返して解いていくのが良いです。なぜならば、本番も模試も同じような問題しか出ないからです。
それに同じ問題集を解くことで、問題に書かれている古文単語とか文法を全て完璧にできるのも大きなメリットです。
同じ問題を解くことで、古文の話のテンポが分かるようになり、もし全然読めない文が出てきても、なんとなくこんな意味かなと分かるようになります。
センター古文過去問は絶対に解こう
センター古文は意外に難易度が高く、MARCH以上、難解私大くらいと言われている。ボクも理系だが、MARCHの古文過去問を解いた所、かなり 簡単だったと記憶しています。
センター受験者はもちろんですが、私大が第一希望の人も是非センター過去問を解いておきましょう。
センター過去問自体が非常に優れた問題なので、良い練習にもなるし、私大の入試が楽に思えてきますよ。