数学「1対1対応の演習」の使い方・勉強法やレベルについて詳しく解説する

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数学「1対1対応の演習」の使い方・勉強法やレベルについて詳しく解説する

あなたは「1対1対応の演習の勉強をしたいけど、どうやって勉強すれば良いのか分からない」 と困っていませんか?

そこで今回は、1対1対応の演習の使い方・勉強法やレベルについて分かりやすく解説していきます。

ぜひ、参考にしてください。

1対1対応の演習のレベル・偏差値はどれくらい?

数学「1対1対応の演習」をやるべき人のレベル・偏差値は、 駿台模試や全統模試の偏差値が50~65のレベルの人がやるのが良いです。

なぜなら、偏差値50以上となると「教科書レベルの問題は解けるけど、大学入試の標準レベルになると取りこぼしが多くなる」 と言うレベル帯なので、入試標準レベルばかりを集めた「1対1対応の演習」を取り組むのに程よいレベルだからです。

もし、あなたが偏差値50以下だったり、「文系で数学は共通テストのみ使う」と言う場合は1対1対応の演習よりも、 基礎レベルから入試標準レベルまで学べる「黄チャート」で勉強した方が良いです。

1対1対応の演習で最終的に到達できるレベル・偏差値とは?

「1対1対応の演習」を完璧に仕上げることで、最終的には偏差値65~70まで到達することが可能です。

なので、旧帝大や早慶などの難関大を目指している人は、1対1対応の演習をマスターすることで数学は合格圏内に到達できます。

地方国公立やMARCH等の偏差値55~60あたりの大学志望者であれば、1対1対応の演習をマスターすることで、数学においてライバルと大きく 突き放すことができます。

「1対1対応の演習」と「青チャート」はどっちが良いの?

1対1対応の演習の比較として「青チャート」がよく挙げられますが、この2種類の参考書は以下の特徴を持っています。

  • 1対1...入試の標準レベルの問題に絞っている
  • 青チャート...教科書の章末問題~入試の標準レベルの問題が掲載されている

なので、「教科書レベルの問題だったら、ある程度スラスラ解けるよ」と言う人であれば、 1対1の方が効率よく勉強ができますし、 逆に教科書の章末レベルでも苦戦するならば青チャートから勉強した方が良いでしょう。

また、まずは青チャートで基礎固めをして、仕上げとして1対1を使うと言う風に併用する使い方もOKです。

1対1対応の演習の使い方・勉強法

まずは例題のみを完璧にマスターする

1対1対応の演習は、大きく分けて

  • 例題...入試に頻出の標準レベルの問題
  • 演習題...例題のやや発展的な問題

の2種類用意されていますが、まずは演習題は解かずに例題だけを解いていきます

なぜなら、演習題は例題と問題の趣旨が被っている所が多く、演習題も解くよりも例題だけを解いて例題の理解を深める方が 遥かに数学の対する理解度が深まるからです。

多くの受験生は「数学は多くの問題を解いた方が良い」と勘違いしていますが、 たくさん問題を解くほど記憶や理解の定着が分散されてしまい、 その結果、1つ1つの問題の理解が浅くなる方が問題なので、必ず例題をマスターするようにしましょう。

最低でも3回は復習をして理解の定着を図る

1対1対応の演習は最低でも3回は復習をして、理解の定着を図るようにしましょう。

人間の脳の構造上、1回だけ覚えたことは1週間で80%忘れるようになっています。しかし、 2回3回と復習をしていくと、脳が「これは覚えないといけないことだ」と判断し、記憶の定着がしやすくなるのです。

3回も復習するとか大変すぎるだろww」と思うかもしれませんが、その対策として 1回目に問題を解いた時に解けなかった問題に関しては、問題番号にバツを書いておくのです。

そして、2回目以降の復習の時にバツが付いた問題を重点的に復習すれば良いわけなので、 自分が解けなかった苦手な問題のみ復習を行えるので、効率よく理解の定着が図れます。

解説を読んでも理解できない問題はとりあえず放置する

「1対1対応の演習」の解説は核心の部分だけズバッと解説しているので、 解説を読んでも理解できない問題も出てきます。

そのような問題は「現在のあなたの学力では理解できない問題」と言えるので、 とりあえずその問題は放置して、別の問題を取り組むことをおススメします。

そして、他の問題の理解をしていく中で学力が上がるので、しばらくして理解できなかった問題の解説を読み直すと 急に理解できるようになるので、辛抱強く取り組むことが重要です。

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