「宅浪で模試を受けたいけど、どの模試を受ければ良いの?」
「自分だけで模試を受けるのが初めてだから、かなり不安だ」
このような悩みを抱えている人に向けて、今回は宅浪で模試を受ける際の手続き、どの模試を受ければ良いか、 模試を受ける際の心構えなどを解説していきます。
ぜひ、参考にしてください。
宅浪は絶対に模試を受けるべき理由
宅浪で志望校合格を目指す場合は、絶対に模試を受けるべきです。なぜなら、模試を受けることで、 今の自分の立ち位置や苦手分野が把握できるからです。
それに、宅浪は常に不安との戦いになりますし、その不安に打ち勝つのに必要なのは「具体的な結果」しかありません。 結果がついて来れば、「今のままの勉強法で良いんだ」と言う自信に変わってくるのです。
もし、あなたが「親の負担を少しでも減らすため宅浪を選んだから、模試を受けるのを我慢しよう」 と考えている場合は、すぐにその考えを改めてください。
模試の代金は1回につき6,000~7000円かかります。1年間で5回受けるとして、大体35,000円かかる計算になります。
もし、あなたが国公立大学に合格すれば年間授業料は50万円で済みますが、私立の場合は年間100万かかります。つまり、模試代をケチったせいで 大学で高い授業料を払う羽目になるのは、あまりにも馬鹿らしいですよね。
宅浪が模試を受けるために何をすれば良いの?
宅浪が模試を受けるためには、予備校の公式ページから模試受験の予約をすればOKです。
- 高3・高卒生対象ラインナップ・申込|大学受験予備校 駿台予備学校
- 年間スケジュール | 個人でお申し込みの方(一般生) | 受験要項・お申し込み | 全統模試案内 | 大学受験の予備校・塾 河合塾
- 代々木ゼミナール(予備校) | SAPIX YOZEMI GROUP模試 年間模試一覧
- 東進模試 | 大学受験の予備校・塾・東進
ネットから予約することができ、模試代の支払いは銀行振込、クレジットカード等から選べます。模試の代金は、どの模試を受けるかによって多少 変動しまうが、大体6000~7000円と見た方が良いでしょう。
模試の予約は模試当日の2か月前からでき、締め切りは模試当日の1週間前です。模試の会場は模試を開催する予備校の教室で行われるので、 最寄りの教室に行って受験することになります。
予備校で受験することになるので、周りの受験生もその予備校の生徒らしき人が多くいますが、別に皆テストを受けに来ているだけなので、 そこまでアウェイ感もなく、本番さながらの緊張感で受験できます。
宅浪生はどの模試を受けるべきか?
最もオーソドックスなのが、駿台模試と河合塾の全統模試のいずれかを受けるのが一般的です。 この2つの模試が最も本番の共通テストに近いレベル、形式の問題を作成しており、自分の実力を試すのに適しています。
私の場合は、駿台予備校が家の近所になかったので河合塾の全統模試を受けました。受験したのは、 8月と11月の共通テスト模試、8月と10月の記述模試、11月にある九大オープンでした。
特に難関大と呼ばれる大学を受験する人は、「東大プレ」の様に大学に特化した模試が用意されているので、 必ず受けましょう。時期としては、11月にあります。
他にも、東進と代ゼミの共通テスト模試も受験しましたが、この2つの予備校の模試は少し独特で、 「共通テストには出なさそうだけど、受験生の実力を試すための問題」が用意されているので、 興味のある人は受けてよいです。(ただし、必須ではない)
宅浪で模試を受ける頻度はどれぐらいがベスト?
理想としては、1年間で4~5回程度がベストです。 共通テスト模試が2回、記述模試が2回程度が最も模試受験の恩恵を受けれます。
模試を受ける頻度は、同じ形式の模試を2,3か月に1回が良いです。 例えば、共通テストは8月と11月、記述模試は8月と10月のように受けることをお勧めします。
模試は受ければ受けるだけ良いものではなく、あくまでも 「現在、自分がやっている勉強法は正しいか?今後はどの教科を勉強すれば良いか?」を 知るために受けるものです。
なので、短いスパンで何回も受験するのは意味が全くありません。私の失敗談としては、 8月に「河合塾、東進、代ゼミ」と3つの共通テスト模試を受けたのですが、実際に成績向上に役立ったわけではなく、 ただ単に時間とお金を無駄に使った経験があります。
よく「試験慣れをするために、受験できる模試は片っ端から受ける」と言う人がいますが、所詮、模試は練習試合でしかないので、 結局、本番の試験では緊張するので意味はないです。
宅浪の理想の模試スケジュールとは?
宅浪の模試のスケジュールとしては、
- 8月 全統共通テスト模試
- 9月 全統記述テスト模試
- 11月 全統共通テスト模試
- 11月 記述模試 or 大学別の記述プレテスト
と言う日程がベストです。
8月以前にも模試はありますが、4月から宅浪の勉強を始めるとして実際に勉強の成果は3か月後に現れるものなので、 そんなに早く模試を受験してもあまり意味はないです。
もし、「11月が最後の共通テスト模試で、本番前に期間が開くのが不安だ」と言う人は、地方でのみ展開している予備校が 本番直前に模試を開催することがあるので、チェックしてみると良いです。
また、大手予備校が共通テスト予想問題集を市販で販売するので、その予想問題集で最後の実力チェックをするのも良いです。
宅浪生は模試の結果をどのように見れば良いか?
宅浪で模試をしていると、志望校の判定はA判定の時が多くなりますが、その判定は全く参考になりません。 なぜならば、まだ現役生が実力を十分に付けていないし、現役生はセンター直前や2次直前に、急激に点数を伸ばしてくるからです。
なので、宅浪で模試を受ける際に目標とすべきなのは、純粋な点数のみに絞り、志望校判定は全く気にしなくて良いです。
例えば、あなたの志望校の共通テストのボーダーが8割だとすると8割を狙うべきだし、すでにボーダー越えの人はボーダーの点数プラス50点 を目指して勉強していくべきです。
実際に、志望校に余裕で合格できる点数が取れるようになると、後はその点数を維持するだけで合格できるので、今までよりも少し 勉強量を落としても良いですし、ご褒美に遊びに出掛けても良いです。
こういった時間を自由に使えるのは、宅浪の特権と言って良いですね。