「現代文の点数を上げたいけど、どのように勉強すれば良いか分からない」
このような悩みを抱えている受験生は、かなり多いのではないでしょうか?
一般的に現代文はセンスや才能による部分が多いと言われているが、そんなことはないです。 正しい勉強法さえこなせば、誰だって成績を上げることができる。
では、正しい勉強法とは何かというと、まずは「言葉を覚えること」です。
そこで役に立つのが、今回紹介する「ことばはちからダ!現代文キーワード入試現代文最重要キーワード20」と言う参考書です。
今回は、この参考書のレベルや使い方を紹介していくので、ぜひ、参考にして下さい。
「ことばはちからダ」のレベル・難易度
「ことばはちからダ」は、入試科目に現代文が含まれている場合は、どんなレベルの人でも必ずやっておきたい参考書です。
センターはもちろん、MARCHや早稲田、東大を志望する人でも「ことばはちからダ」は、大きな力となってくれる。
確かに、この参考書だけを使って成績を上げるのは難しいが、「ことばはちからダ」を使った上で問題集を解くことで、 問題を解く時の文章の読み方が違ってくるので、学習効率がアップする効果がある。
「ことばはちからダ」の使い方・勉強法
「ことばはちからダ」は、全部で第4章に渡って、現代文を解く上で重要となる言葉の解説をしてくれている。
その4章の構成は、以下の様になっている。
- 1、読解語
- 2、テーマ語
- 3、重要語1
- 4、重要語2
この中で特にやっておきたいのが、第1章「読解語」と第3章「重要語1」です。
第1章で書かれている内容
第1章「読解語」では、おそらく大半の受験生は意味を知っている言葉に焦点を当てて、その言葉が文章中に出たら、 どんな読み方をすれば良いかが書かれているのが良いです。
例えば、「非日常」の言う言葉。普通の受験生は、この言葉の意味を「日常じゃない」と言う感じの意味にとらえがちだが、 本書ではさらにイメージを膨らませて、「日々の世界から脱却するイメージ」と解説をしています。
このように、すでに意味を知っている言葉でも、本書の解説を読めば、また違った意味があることに気付ける。
なので、第1章は特に重点的に、学習を進めていくべきなのです。
第2章は後回しで良い
第1章がある程度終わったら、今度は第2章を飛ばして第3、4章を読むことをおすすめします。
なぜなら、第2章の「テーマ語」を覚えたとしても、最近の入試問題には通用しない場合があるからです。
例えば、センター試験では、ここ数年の評論問題は、結構ひねった視点を持った問題が出題される場合が多い。
しかし、本書で扱っている内容は、科学とか文化、情報化社会についてなので、もしかしたら、不要になる可能性があるのです。
ただし、2次試験の評論問題が、オーソドックスな内容(最近話題の介護とか情報とか)だったら、第2章を勉強する価値はあるので、 先に読んでも構わないです。
第3,4章の勉強法
第3,4章では、結構知っている言葉も多いかもしれないです。
もし、知らない言葉があれば、その都度ノートに書いたり、メモをしたりして覚えるようにしょう。
現代文において意味が分からない言葉は、致命的になるリスクがあるので、ここでしっかりと覚えること。
これまでの手順を、大体3周やっておけば、十分な理解は得られると思う。
「ことばはちからダ」の後の学習法
「ことばはちからダ」が終わった後は、実際に問題を解いていく。
その時に使う問題集は、もし、あなたの偏差値が55以下であれば、 「田村のやさしく語る現代文」 を解いていきましょう。
「田村のやさしく語る」は、平素な文章で、現代文を解く時にどこの気を付ければ良いか、どこを注目すれば良いかのポイントをズバッと解説してくれている。
もし、現代文に自信があれば、 「現代文と格闘する」 が良いです。
問題自体はやや難しいが、解説を読んでいく内に、現代文のコツが徐々につかめてくるはずです。